わたしたちの三瓶山

もくじ

はじめに

鶴降山からみた三瓶山

 標高1,126メートル。
ひときわ高くそびえる三瓶山は、古くから大田市民に親しまれてきた、ふるさとのシンボルです。
島根県を代表する山でもあり、「出雲國風土記」が伝える国引き神話では、海の彼方から国を引き寄せた綱を留めた杭に見たてられています。


 三瓶山は国立公園に指定されています。火山噴火で生まれたいくつもの峰が並ぶ姿が特徴で、とても美しい風景です。
山すそに広がる草原では、春から秋の終わりまでさまざまな草花を見ることができます。三瓶山自然林には中国地方では珍しいブナの森が茂っています。全国的には少なくなった昆虫や植物も見られます。
この変化に富んだ自然環境は、人が山野を牧草地や田畑などに利用することで、長い時間をかけて育まれました。この環境に魅力を感じて、登山や観光に訪れる人は年間約60万人に達します。


 三瓶山には、自然と人の関わりがほどよくつり合いながら育まれた環境と歴史、文化があります。たくさんの魅力に満ちたふるさとの山、三瓶山を一緒に学んでみませんか。

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