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しまねの自然スポット

石見地方

■川本のイズモコバイモ自生地(川本町)

イズモコバイモ

 イズモコバイモはバイモ(貝母)の一種で、「出雲」の名が物語るように出雲地方で最初に確認され、分布が島根県に限られます。川本町の自生地は県道脇の斜面にあり、地元の方による保全活動の甲斐あって最大級の群落になっています。

 イズモコバイモは早春に花を咲かせ、春の終わりに結実すると地上からは姿を消します。成育期間が春の短い期間に限られるために成長はごく遅く、発芽から花を咲かせるまでに何年もかかります。成長の遅さが分布地が限られることの一因と思われます。

イズモコバイモ

イズモコバイモに近いホソバナコバイモ。中国地方に分布しており、イズモコバイモと混生していることがあります。

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