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しまねの自然

しまねの地形と地質

■石見東部の自然〜海食アーチ宅野のマド(大田市)

海食アーチ宅野のマド

通称「宅野のマド」と呼ばれる大型の海食アーチが、大田市仁摩町の宅野海岸にあります。
安山岩質の自破砕溶岩〜火砕岩の角礫岩からなる岩盤が浸食によって穴があき、取り残されたアーチ部分は最も狭い部分は幅1m余の今にも落ちそうな姿です。
当地の安山岩は、新第三紀中新世のものです。一見すると一様な角礫岩のようですが、マドの崖面から海食台の間で、溶岩と火砕岩が互層している様子が観察できます。
同様の岩相は、五十猛町の大浦湾から大崎ヶ鼻の一帯でも観察できます。

マドは、国道9号線赤井(宅野入口)交差点から宅野方面へ約850m西進し、大田市最終処理場の脇から山道を15分ほど進んだ先にあります。山道は途中で分岐しており、右へ曲がるとマドの直上、直進するとマドを見晴らす湾の対岸へ出ることができます。いずれも、海岸は急な崖になっており、降りるには細心の注意が必要です。

宅野のマド

写真1.小さな湾を挟んだ対岸から見たマド


宅野のマド

写真2.マドへ降りる崖


宅野のマド付近の岩相

写真3.マドの根元付近の岩相。ここでは溶岩流の層(シート)を識別できる


五十猛海岸

写真4.マド付近から見た五十猛方面の海岸


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