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しまねの自然

しまねの地形と地質

■石見東部の自然〜吉永銅山(大田市)

吉永銅山

並行して幾筋もの露頭掘跡がある岩盤。


大田市川合町にあった吉永銅山は、江戸時代前半に吉永藩によって経営された後、第二次世界大戦中の1939年から1945年に稼働した小規模な銅鉱山です。
新第三紀中新世の堆積岩類(川合層)に貫入する安山岩の岩体中にある鉱床で、黄銅鉱や斑銅鉱などを産出しました。
現地には露頭掘の跡が岩肌をむき出した状態で残り、数カ所の坑道があります。露頭掘の下方に精錬所があったとみられ、鉱滓が残存しています。


吉永銅山

縦に並行する2筋の露頭掘跡。右の露頭掘跡にはシダが点在している。

吉永銅山

石英と黄鉄鉱。露頭掘跡には金属鉱物のズリはほとんどみられない。

吉永銅山

岩の空隙にできた沸石の結晶。

吉永銅山

開口する坑道。その上部に細い鉱脈の延長部が残る。銅鉱山の鉱脈としては小規模。

吉永銅山

鉄鉱物の脈石。銅鉱の鉱脈とは無関係に、縦横に鉄鉱物の脈がみられる。

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