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■比婆山の柱状節理(安来市)

安来市比婆山の柱状節理。横田火山群

 比婆山のふもとにある採石場跡の切り立った崖面に明瞭な柱状節理が発達しています。

 柱状節理が発達する岩盤は玄武岩で、火口に形成されたマグマ湖が冷却してできたものと考えられています。採石場跡の崖面で見られるだけで玄武岩の厚さは30m以上に達します。

 比婆山の玄武岩は、およそ240万〜70万年前の火山活動によって形成されたもので、「横田火山群」と呼ばれる単成火山群の一部にあたります。
 玄武岩中の磁性鉱物が示す残留磁場は現在の南北と反対を示し、地球の磁場が反転していた「松山逆帯磁期」の噴出物であることがわかっています。

安来市比婆山の柱状節理。横田火山群

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