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しまねの自然スポット

出雲地方・隠岐地方

■加賀桂島の柱状節理(松江市)

 松江市島根町加賀の桂島は、加賀港と橋でつながっており、歩いて渡ることができます。大山隠岐国立公園島根半島地区を代表する景勝地のひとつであり、島根半島宍道湖中海ジオパークの主要なジオサイトのひとつです。

 ここでは柱状節理が発達した岩盤を見ることができ、太古の火山活動を学ぶフィールドとしても良い場所です。

 桂島の岩盤は日本海が形成された時代である新第三紀中新世の火山岩で構成されています。日本海が開き、日本列島の原型ができた時代にあたり、およそ1500万年前に広がりつつあった日本海の海底で扮すy都下溶岩が、桂島の岩石です。岩石の種類はデイサイト〜安山岩で、柱状節理のすき間などにはメノウの岩脈も見ることができます。

 加賀港のマリンプラザしまね内にジオパークのビジターセンターがあり、あわせて見学すると大地の歴史がよく分かります。

加賀桂島で見られる放射状の柱状節理

加賀桂島で見られる放射状の柱状節理

岩盤の割れ目に形成されたメノウ脈

岩盤の割れ目に形成されたメノウ脈。桂島ではこのような白いメノウを多く見ることができます。

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