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しまねの自然

しまねの地形と地質

■石見西部の自然〜畳ケ浦(浜田市)

畳ヶ浦

畳ケ浦は「千畳敷」と呼ばれる広い波食台にこぶ状の岩が点々と連なる景観が特徴です。
こぶ状の岩は「ノジュール(団塊)」と呼ばれ、砂や泥が堆積した地層の一部が貝化石などを核にして固くなったものです。 ノジュールの表面を見ると、たくさんの化石を含んでいることがあります。ノジュール以外の部分にも化石が多く含まれ、フナクイムシに食われた材化石などがあります。クジラの化石も露出していますが、盗掘によって大部分が失われています。
千畳敷では、波食台の表面にマス目のように走る筋が見られます。「節理」と呼ばれるもので、地盤の変動などの力で岩盤が割れたものです。

千畳敷の形成について、1872年の浜田地震で隆起して海面上に現れたといわれています。 この地震の際、浜田市を中心に地盤の隆起が生じており、その動きで千畳敷が若干隆起した可能性は高いと思われます。
もっとも、現在も満潮時には一部が水没し、波食台として特別高いわけではありません。江戸時代の絵図に千畳敷の姿が今とあまり変わらぬ形で描かれていることから、海没していたものが地震でいきなり現れたものではなく、海面上に出る部分が若干広がった程度と思われます。
<国指定名勝天然記念物>

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