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三瓶登山ルート例

■三瓶山登山案内

男三瓶山山頂付近

 登山フィールドとしての三瓶山は、手軽でありながら変化に富んでいて、初心者から中上級者まで楽しむことができる山です。
 男三瓶山(1126m)、子三瓶山(961m)、女三瓶山(953m)、孫三瓶山(903m)、大平山(854m)のピークが環状に連なり、男三瓶山の山頂に直接至る登山道だけでも3本(姫逃池登山道、名号登山道、西の原登山道)あるほか、峰をつなぐ縦走路や女三瓶山や孫三瓶山などそれぞれに至る道があり、体力や季節にあわせて様々なルートを設定できます。

 三瓶山はふもとを道路が一周しており、道に迷って遭難する危険性が低いことも特徴です。そのため、積雪期でも比較的登りやすく、冬の登山者も少なくありません。
とはいえ、転落、滑落の危険性がある急斜面もあり、注意が必要です。

 三瓶登山についてのご質問は「お問い合わせフォーム」からお気軽にお問い合わせください。

登山口へのアクセス

 三瓶山へのアクセスは、自家用車が推奨です。中国自動車道三次ICからは約90分、山陰自動車道大田中央三瓶山ICからは約30分でふもとを取り巻く「周回道路」です。
登山口は、「姫逃池登山口」(地図中A地点)、「名号登山口」(地図中B地点)、「東の原登山口」(地図中C地点)、「女夫松登山口」(地図中D地点)、「西の原登山口」(地図中E地点)があり、いずれも周回道路に面しているか、そこから少し山側へ入った場所が登山口です。
姫逃池登山口と名号登山口は、三瓶自然館裏の駐車場、東の原登山口は東の原駐車場、女夫松登山口は国民宿舎さんべ荘の駐車場か周回道路沿いの霧の海駐車場、西の原登山口は西の原駐車場を利用できます。駐車場の位置は地図で確認してください。

 山陰本線大田市駅から石見交通三瓶線の路線バスで登山口へアクセスが可能です。便数が少なく、三瓶温泉までしか行かない便もあるため、運行ダイヤを石見交通のHP等であらかじめご確認ください。
 自家用車使用の場合も、バスを併用することで登りとは別の登山道から下山することができ、ルート設定の幅が広がります。

【登山口直近のバス停】

  • 西の原登山口:「定めの松」
  • 東の原登山口:「東の原」
  • 女夫松登山口:「国民宿舎さんべ荘前」
  • 姫逃池登山口:「三瓶自然館前」
  • 名号登山口:「青少年交流の家」
  • 季節と装備

     登山道の雪が消え、登山シーズンを迎えるのは4月からで、3月中は男三瓶山北側の登山道は雪が残ることがあります。秋は10月下旬から11月初旬が紅葉時期で、11月末から降雪、12月中〜下旬には積雪期に入ります。1、2月の積雪量は1mを超え、雪山の装備が必要な時期です。

     登山道は一部に岩場があるものの、全体に歩きやすく、足下はトレッキングシューズで十分です。ルートによってはスニーカーでも登ることができますが、縦走など歩行距離が長くなる場合や、岩場を通過する機会が多い場合、スニーカーでは指先を痛めたり、グリップが不足する場合があります。

     山頂や縦走路は、樹木が少なく吹きさらしのため早春や晩秋は体感温度が平地より10℃以上低く感じられることがあります。予備の衣類や手袋を用意しておくと良いでしょう。また、夏期の縦走は日射しによって体力を奪われるので、多めの水と日よけ用のシャツが欠かせません。

     積雪期はルートによって状況がかなり異なります。東の原登山口から大平山までは比較的手軽なスノートレッキングルートですが、それ以外は雪山装備が必須です。特に、縦走路は滑落の危険性が高い箇所があり、危険をともないます。

    三瓶山登山道案内図

    下のプリント用地図は、拡大表示すると細かな文字まで見えます。
    →A4プリント用地図を開く

    ルート設定の例

    三瓶山はいくつものルートを自在に設定できます。ここでは、5つの例でそれぞれの特徴を紹介します。

    西の原登山口-男三瓶山ルート:景色の変化が楽しい、三瓶山登山の「王道」

    名号登山口-男三瓶山-姫逃池ルート:三瓶山自然林を歩く最短登頂ルート

    観光リフト-大平山-室ノ内ルート:峰に囲まれた異空間を手軽に体験

    縦走ルート:5つの主要ピークを踏破する一周縦走

    東の原登山口ー室ノ内スノートレッキング:スノーシューで手軽に雪山を楽しむ

    バスで行く三瓶登山

    広島からバスで行く三瓶登山(1泊2日プラン例)

    早春、うっすらとなごり雪が積もった子三瓶山(左)と男三瓶山(右)

    早春、うっすらとなごり雪が積もった子三瓶山(左)と男三瓶山(右)。孫三瓶山から撮影。3月上旬撮影。

    男三瓶山頂から噴火口跡の窪地「室ノ内」とそれを取り囲む峰を見る

    男三瓶山頂から噴火口跡の窪地「室ノ内」とそれを取り囲む峰を見る。正面が大平山、左の鉄塔がある峰が女三瓶山、右の小さく見える峰が孫三瓶山。

    ササユリが咲く梅雨時期の縦走路

    ササユリが咲く梅雨時期の縦走路。男三瓶山ー女三瓶山間から男三瓶山を見ている。6月下旬撮影。

    紅葉を迎えた男三瓶山と女三瓶山

    紅葉を迎えた男三瓶山と女三瓶山。大平山から撮影。11月初旬撮影。

    積雪期の室ノ内

    積雪期の室ノ内。湖面が結氷して雪原になっている。2月上旬撮影。

    積雪期の男三瓶山山頂と子三瓶山、孫三瓶山

    積雪期の男三瓶山山頂と子三瓶山、孫三瓶山。山頂は吹きさらしのため積雪量は1m程度までのことが多いが、山腹は2mを超えることもある。2月上旬撮影。

    残雪期の子三瓶山と孫三瓶山

    雪が溶け始めた残雪期の子三瓶山と孫三瓶山。西の原登山道の標高1000m付近で撮影。2月下旬撮影。

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