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■温泉津海岸のしゅう曲構造

温泉津海岸のしゅう曲構造

 温泉津湾の海食崖に、折り畳まれたように曲がった地層がみられます。これは、スランプ構造と呼ばれる地層の変形構造で、海底地滑りによって形成されたものです。軟弱な地層が、「ふとんがずり落ちる」ように地層の境目に沿って滑り、変形しました。この海食崖では、何ヶ所も折れ曲がっている様子が観察できます。

 スランプ構造がみられる地層は、新第三紀中新世(2650万年前〜650万年前)の海底火山噴出物(凝灰岩類)で一部に泥岩をともないます。一帯には、同時期の海底火山噴出物が広く分布しています。

 現地は、造船所跡から海岸沿いに歩いて行くことができます。

温泉津海岸のしゅう曲構造

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